木材は長生き
~ 伐採後、100年間は強度が増し続ける ~

屋久島の縄文杉は樹齢7000年以上といわれています。
地球上の生物の中で一番長生きしているのが【木】なのです。
そして伐採されてからも長生きするのが木の特長です。
世界最古の木造建築「法隆寺」の1300年以上たった檜の柱にカンナがけすると、真新しい檜と同じ爽やかな香りがしてくるのだそうです。
木材は時間とともに強度を増していく
日本では木材が最も円熟する前に捨てられています。
一般に、鉄やプラスチックなどの材料は、新しい時が一番強く、古くなるにつれて弱くなってしまいます。
逆に木材は、時間とともにどんどん強度を増していきます。
樹齢100年の檜(ヒノキ)の場合、伐採されてから100年後に最も引っ張り強度・圧縮強度が増しているとの研究報告があります。
しかし日本では、木材が最も円熟する前の段階で民家や町家は解体され、その多くが廃棄されているのです。
古材の再利用
よくお客様からこんな質問をいただきます。
「古材と新材の違いは何ですか?」

古材にあって新材には無いもの。
それは、「時間の概念」です。
築100年の民家から出た木材は、100年間その家を支え続けてきたのです。
その証に、古材には傷もあれば割れもあります。煤も付いて黒光りしているものもあります。
こうした味わいは一朝一夕には生まれません。
それは新しい木材にはない、長い年月を経た古材だけが持っている個性であり味なのです。
私たちは、築60年以上の民家から出る古材を、循環型の資源活用という視点からのみでなく、年月の経過によってのみ醸しだされる奥深い味わいをもつかけがえのない建築資材として、現代建築に活用されるように努めています。
先祖が残した家の木組みをそのまま活かしながら機能的な住宅に改修する再生工事、新築する家の構造材の一部に組み込んで活用する他、室内のオブジェやインテリア、店舗内装などに活用していく素晴らしさを、皆様方一人一人に地道に提案し続けようと思っています。
古材を活かす方法は、お客様の要望や想い、設計士のアイデア、職人の技術などの組合せによって無数の可能性を秘めています。
私たちは古材のプロとして、この無数の可能性に積極的にチャレンジしてまいります。



